イベントの運営は残業の多い仕事であり、人によっては1週間家に帰らない人もいます。会社の規定では残業の上限が決まっておりますが、実際は黙認するしかありません。暗黙の了解で残業を行い、そのほとんどがサービス残業になります。近年では勤怠管理が厳しくなりましたが、業界の慣習は少しも変わっていません。
東京では数々のイベント会社があり、広告代理店や出版社などのマスコミと連携してお祭りやプロモーションなどの催し物を企画制作し、発注業者から対価を得るシステムを導入しております。芸能人や音楽バンドに生で会えたりなど、この仕事ならではの恩恵はあるものの最終邸には仕事を完結してゆくチームワーク、寝ないで一緒に徹夜しながら作り上げてゆくイベントに魅せられて続けて行く人も多くいるのです。実際に動きの速い東京で企画会社で働いていると、体への負担は少なくありませんが刺激と好奇心は満たされてゆき、疲れやリスクも忘れてワーカーホリックになってしまいます。自分たち制作サイドが時代の最先端であると言う自負、イベントを成功させたいと願う責任感などは、一度味わうとやめられなくなる魅力があるのです。
こうした仕事の進め方をしていって充実している反面、無理をして倒れて入院してしまう人もおります。寝る時間もないほど忙しく働けば、通常ならば倒れてしまうことが当たり前なのです。東京のサイクルは夢を追うために、こうした労働をするのが正義になっています。そして残った人は出世したり管理職になったり、ある日突然倒れてそのまま帰らぬ人になることもあるのです。
イベント運営の仕事はそれだけ中毒性のあるやりがいがあります。